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おこぜの季節です。 夏フグと言われております。
虎魚というと関東では人気の魚です。
私も大好きな魚です。 昔は高級魚で・・よく話すんですが・・
バブルの頃ですが・・水槽におこぜがいて・・ヒレに刺さったら
痛いので・・よく・・やまちゃん当時中学生のバイトです。
おこぜ・・水槽からあげて・・捌いといて~とおこぜだけ・・よく言われた
で・・できるの??の話なんですが・・私が働いていた・・新聞配達先は
奨学金で調理学校生が・・住み込みで・・アパートが隣だったんです。
そのアパートといっても・・普通にしゃべっても・・聞こえるような部屋です。
だからとなりで今なにやってるか・・わかるんですね~
それで・・その調理学校生が宿題で桂剥きとか・・大根のケンです。
その時・・一緒にやるんです。・・で・・私は中学3年間・・新聞配っていたので
2年目なら・・調理学校の子が何をするか・・わかってるので・・包丁といだり
ケンを切ったりは・・私が教えてあげて・・その大根は私の食量にもらうため・・
後・・包丁の練習とかしてたんです。
そして・・なんでもやりたい人間なので・・アルバイトのお金で・・魚とか捌きまくってたし
だいたいその頃・・働く見習いの方は住み込みで・・みんな夜逃げするんです。
だから・・料理本から包丁まで置いていくので包丁をもらい・・それが
自分の誇りみたいな気になって・・誰よりも切れる包丁で・・と
でね・・どんどん話変わってるんですが・・テレビで刀を作ってる方
の刀の研ぎ方をたまたま見て・・風呂屋で・・そしてなんと
長野まで・・行くんです。・・そして刀を作ってる姿・・そして
刀を研いでる姿を見て・・今・・現在・・私の包丁の研ぎ方は
普通の料理人と同じでなく・・刀を研ぐやり方なんです。
これも。。また話しますが・・1本の包丁の長さで・・自分は
何処をつかって・・この素材を切るか・・野菜なら・・肉なら・・
切り方において包丁の刃の場所は違うので・・それに合わせて
研ぐのです。だから・・その刃は・・場所によってまっすぐだったり
曲がってたり・・いろいろ変えてるんです。もちろん普通ではわかりません
考えて研ぐ・・という話です。
で・・見習いの置き土産の包丁で・・と調理本と・・調理学校生に教えることで・・私の技術はどんどん
伸びました・・
その虎魚の話ですが・・当時バブル時代・・そんな時・・私が捌いた虎魚で・・
そして・・それをおやっさんが造りにして・・2万円・・造りだけで・・
私は・・中学生ながら・・この国は終わる・・と思ってました
いつか・・世界へそんな思いを持つようになり・・それが・・やがて
ホテルでの仕事の中で・・働いてる人間よりも・・世界に・・を目標に
頑張ろう~という思いで・・耐えれたと思います。
仕事がつらいんでなくて・・働いてる方の世界観の狭ささ・・が納得できなかったと思う
それで・・よく殴られました・・なんせ・・3万料理が・・行列できるくらい
売れる時代ですから・・世界観はどんどん狭くなります。
とはいえ・・最終的に独立する事になり・・私の世界観もどんどん狭くなっていったと思います。
本当に・・私は少年だったので・・経験ではありませんが・・バブルは恐ろしかったです。
そんな時代・・・の貧乏は本当に・・素晴らしい~精神を私にプレゼントしてくれたと思います。
初めて・・このブログを読んだ方は・・なんのこっちゃ・・という話ですが・・
こんなブログを10数年毎日書いてます。よければ・・読んでみてください・・
よく・・初めて見た方が・・食べログに・・店長は少し頭おかしいホームページに
と書かれて・・別にいいんです。料理は褒めていただいてるので・・嬉しい~です。
確かに・・初めて見た人・・そう思いますよね~・・
私の中ではお店に来た方だけしか・・読んでないつもりですので・・
でも・・初めての方が見たら・・辞めとこ!! ヤバイ・とか思われる事
は・・考えてなかったです。
おこぜ・・いい感じ~に熟成させます。 是非召しあってくださいませ~