インフォメーション
今年は松葉蟹が不漁で奮闘しております。
少し価格が不安定になっております。
なんとか1万円~12000円で提供できるかと思います。
ほんと苦戦しております。仕入に・・・
毎年、値段が安定しなのが松葉蟹です。
その辺もご理解宜しくおねがいいたします。
忘年会まっただ中です。
河豚の2,5キロアップ泳いでおります。いい感じ~です。
氷見、能登ブリもガンガン入荷しております。
お楽しみください!!
新年会のご予約も入ってきております。
お節のご予約も入ってきております。
今年もほんとわずかです。
ふぐ、クエ、タラバガニお持ち帰りご用意しております。
海鮮ちゃんこ宅配もご用意しております。
宜しくお願い致します。
詳しくはホームページでhttp://yama-ue6.com
独り言ブログ
明日は宇陀の畑です。耕耘機無事直りました・・・よかった。
白菜も大量に収穫してきます。
よくなんで畑までやるの??と聞かれます。
楽しいからです。(笑
そんな話から・・・私の見習いの話になりました。
私の修業場所は当時、働きたい人間が多く新人だけで20人いてました。
1年でみんな辞めますけど・・・私は2年間毎日20時間1日も休まず
働きました。もう画面がゆがむくらい働きました。殴られていつも顔は腫れて
ました。そんな中で新人の料理大会がありました。
他店の人達も参加して新人ばかりのコンテストです。
たまたま私は優勝しました~けど・・毎日画面が黄色くなったり
ゆがんだりするくらい働いてるのであたり前だとも思いました。
そのご褒美にお休みを1日もらいました。
入社して初めての休みです。
さて2年ぶりの休みどうするか??
私は職場でいつも「お前は育ちが悪いから舌が腐ってるから
この業界では食べていけない!!」と先輩からよく言われて、ました・
ただ賄で先輩の先輩とか仲居さんにはいつも褒められていました。
山ちゃんのご飯はホントいつも美味しい~今までの担当で一番美味しい~
そして今回の優勝で自分の舌に自信をもちかけていたのですが・・
確かに子供の頃から高級な料理など見た事も食べた事もない。
これからは休みがいただけたら・・給料すべて高級店で食べにいこう~
そう思っていたので・・そして初めての休み・・
手取り2万六千円の給料から練習の野菜、本代引いてコツコツためた6万円を
持って河豚を食べに行こうと思いました。
先輩に聞いて・・(この先輩はこの先料理会の歴史を変えたと言っても過言
ではない人です。「ふぐの美味しいお店教えてください!!」「6万用意しました。」
「お前にふぐの味がわかるか~??」
「お願いします・」
そうして私は河豚を食べに行ったのですが・・・まったく美味しくない。
理解不能でした。
普通の白身の魚やん??俺には河豚の繊細さわからんのか??
涙が止まりませんでした。悔しかったし恥ずかしかった。
俺・・無理かも
次の日先輩に「もう辞めたら??お前みたいな貧乏育ちが一流の料理人
なれるわけないやろ~」「はよ辞め!!」
お前の働く場所やないねん!!みんなに言われました・
自分でもそう思うようになりました。
ほんまや~一流の料理人は俺には無理や~
師匠2年半本当にお世話になりました。辞めませていただきます。
師匠は「わかった」「今日最後やから飯食べに連れていったろ」
当寺 私みたいな見いの中の見習いが親方とご飯なんて考えられない時代でした
そこは料亭で・・出てきた料理はふぐでした
「 あっ ふぐや~」
師匠「食べてみ~」
一口食べた瞬間口の中に旨みと甘み交互に噛んだ
後にくる・・・
「旨い。」」美味しい」
もう嬉しくて美味しくて涙が出てきて・・
お店の親方が「お前頑張ってるやろ~手見たらわかる」
「ちゃんと職人の手や・・」
師匠「技術も性格も半人前以下やけど舌はえもんもってるわ~」
「ありがとうございます。明日からがんばります!!」
来月から月1回休みやる。ただ給料は2万や~ええな
はい!!ありがとうございます。
同じふぐでもこんなに味が違うとは・・産地、サイズ、年齢、部位、〆方
いろんな理由でこんなに味が変わるなんて・・これから全国で食べつくしてやる・・
収入すべて食い物に投資してやる!!
18歳の時の話です。今の私が病的に素材にこだわるきっかけになりました。
それから沖縄から北海道まで全国の産地で食べにいくようになり
有名一流店にも食べに行きまくりました。
その延長が畑なんです。
私は一流の料理人になりたくて食べまくった訳ではございません
楽しいからです。結局一流ってなんだろう~と思っております。
これからもいろいろ楽しんで挑戦します。