インフォメーション
毎日ゴミ捨て場で叫ぶ日々だった・・
「ななんで~なんでこんなになぐられなあかんねん~うぉおおおおおおおお」
それでもしがみつくように厨房で学んだ・・
毎晩・・今日目に映った出来事を考え整理し
できる事練習した・・ゴミ捨て場で拾ったペティ―ナイフ
ゴミ以外の人間はそれがチーフ西田が大切に使い込んだペティナイフ
だとわかっていた・・そしてそれが嫉妬となり・・すべてゴミにむけられていた・・
今日はフランスからシェフが来て調理していた・・
シェフはフランス語しかしゃべれず月1回3日間調理場にいた。
今日はオレンジと鴨の血のソース・・
突然フランス語で「べちゃべちかぼ~ん??」といった・・
何かをもってきてくれ~と言う事だが誰もわかなかった・・
ゴミ「血のソースには・・赤の胡椒の実とミントをするつぶした葉っぱ
を入れていた」「きっとシェフはそれをしてくれ!!といっている」
どうしょう~俺がいったら殺されるかなぁ~
と思った時には行動が始まってしまうのがゴミだ・・
さっそく赤の胡椒とミントをすりつぶし・・シェフに・・
お~君は誰だ!!なんでそんな顔が腫れてる・・ボクサー??
正解だ・・よくわかったなぁ・・
名前は??「ゴミです。」
ゴミ??年は?
16才です。
ゴミ!!後で私の部屋に来なさい!!
ゴミはおそるおそる部屋に行った
ゴミ!!「これをプレゼントします。」
これからシェフを目指すなら・・粉を学びなさい!!
パイ生地、スポンジ。ガレット、パスタなど・・
形のない物を形にする・・
これがその本です。勉強しなさい。
ゴミ「すべてフランス語で書いてある」
お礼を言って出ていき
「粉かぁ~大阪やし・・粉もん~」「なんでやねん!!」一人で笑っている
毎日夜中で厨房で本を読んでいた・・
そこに・・
専務の娘が入ってきた・・気がきつく怖くて有名な・・
「あんたがゴミ??」「ほんまボコボコやね~顔」
「あんたがプライドのかけらもない男かぁ・・」
「あんたくやしくないの??そんな男のくせに・・」
「自分でゴミとかいって・・」「情けない・・」
ゴミ「はい。すいません」
「それが・・そういうのんむかつくのよ~」「謝るところが・・」
「言い返しなさいよ~」
ゴミ「・・・・・・」
この本は何??
ゴミ「フランス語で書かれてる生地の本です。」
読めるの??
ゴミ「まったく読めません」
「預かっとくわ~いいわね!!
ゴミ「それは、それは困ります」
専務の娘はそのまま帰って行った・
どうしょう・・大事な本を・・
次の日
同じ時間に専務の娘が来た・・
これ・・返しとくわ~・・
「で・・あんた、なんでそんな情けないの・・」
「ゴミ捨て場で叫んでるらしいね~なんで?・・直接言えばいいのに・・」
「そういう男・・もう人間として許せないの!!」
ゴミ「はい。だからゴミなんです。」
娘「だからゴミかぁ~ははっはははは」
ゴミ「へへえ あははははははははっは」
そして帰って行った
そして本を見るとすべて日本語に訳して書いてあった・・・
1日で・・こんなに・・
ありがたい・・みんなが言うような人ではない・・
勉強頑張らないと・・
専務の娘は毎日来た・・そしていろいろ話をした・・
そんな時間は楽しかったが・・けど同じようにいじめは激化した
もうこれ以上専務の娘と話すと・・仕事ができなくなるかも・・
そして・・そんなある日
ゴミ君・・今度の全国のホテル料理コンテスト出場するのでしょう~
ゴミ「はい!!」
なんのデザート作るの??
ゴミ「デザート??」
「知らなかったの??デザートって」
ゴミ「はい。・・・・」
だからシェフはこの本を・・でお嬢様もこれを・・
みんな応援してくれてるんだ・・・
よし・・
「大丈夫なの??今から考えて??」
ゴミ「はい。ずっと思ってた事があります。」
ゴミ「ケーキの家を作ってドアがあって・・その中に手紙を入れる料理です。」
「プレゼントを入れれるケーキです。」
「すご~いロマンチックな所あるやん~このゴミ」
「指輪とか入れて・・プロポーズとか・・これホテルでも使えるわ~」
ゴミ「いつかお母ちゃんに・・と思ったんです。」
「でもいないんじゃ・・捨てられたんでしょ」
「お母さんはきっと後悔してるんです。そして反省して・・悔み辛い日々を」
「でも・・俺が立派になって・・それをいつか手紙とケーキで・・」
「口では言えないから・・」
それずっと考えていたん。
「捨てられるより捨てる方がずっと辛いって・・」
「そっか・・」
専務の娘はそのまま帰って行った・・・
もういじめはピークだった・・寮のベットはゴミっだらけで
寝る事もできないくらいだった・・
もう専務の娘と会うのは辞めよう~俺、大会で優勝しないと・・
一週間前
谷口「おいゴミ!!お前今度の大会でクビや!!」
「えっなんで・・」
「知らんのか!!親方が井上さんより評価悪かったらクビやって!!」
「井上さんは優勝するから~お前はクビ・・・」
「親方・・・ウソやろ~・・なんで??」
ゴミ捨て場で・・
親方!!俺あんたの笑顔みたくて・・頑張ってきてん・・あんた俺ひろってくれて
あんた・・それで親方にに迷惑かけたらあかんから・・俺・・どんな事されても
がまんして・・もう毎日辛くて悲しくて・・そして自分が嫌で・・嫌で・・
でも・・・・くそ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから・・こんな事してられへん・・頑張らな・・な井上!!!
お前に負けてたまるかぁぁあああああああああああ
そしてお嬢さんとはもう会わないように・・・・今日はこそ
専務の娘がいつもの時間に来た・・
「昨日はごめん!!へんな事聞いて・・」
「これ・・御弁当作ってきたん、食べて・・」
ゴミ「こんないらん!!帰って・・もうここには来ないで!!」
よけた手が弁当にあたって・・弁当が飛び散った・・
「えっ。。ごめん勝手な事して・・ごめん::ほんと」
そのままお嬢さんは・・出ていった・・
ゴミ「最悪や・・俺人間として・・最悪や・・・」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
床に落ちた御弁当を食べながら・・もう自分がなんなのか誰なのか
わからなくなった・・溝におちたお米一粒残さず食べて・・
厨房の床を舐めた。
この大会で井上に勝たないと・・じゃないと・・
俺・・
絶対に優勝してやる・・・・絶対に
井上ええええええええええええええええええええええええ:
負けへんからなあああああああああああああああああああああ」
それから・・もう人として異常者とわかるくらい仕事した。
周りが怖くなるくらい・・ただ黙々と働いた
毎日 目が見えなくなるくらい勉強もした
画面がゆがむなぁ・・くそ!!黄色にしか見えへん!!
でも俺がお嬢さんにした事に比べたら・・
身体に針をさして眠気と戦い頑張った・・
そして大会前日・・
なんか・・すがすがしいわ~人間どこも頑張れるんやなぁ~
もし負けて・・クビになぅっても・・こんなけ働いた奴、世の中おらんわ~
22時間は厨房におったわ~もう目も見えへんし・・身体もがたがたや~
けど もうええわ~こんなに頑張ったもん・・
これも井上さんのおかげやなぁ~
あの人すごすぎるもん。・・
井上さんに感謝しな!!大会終わったらお礼言よう~
料理は競うもんやないわ~食べる方が幸せにならな~
負けへんとか・・そんなんいらんねんなぁ~
負けず好きでいらな~・・もう勝敗とか誰かの上になるとか
どうでもええわ~・・もう画面がぐちゃぐちゃ~
なんで泣いてるん俺・・まだ・・
負けてないのに・・俺・・ここに居たい・・なんでかしらんけど
ここで働きたい・・井上さんと料理したい!!
くそ・・・・・今日で最後やなぁ~
殴られたなぁ~・・はっははっははは
脚本・・ゴミ
編集・・ゴミ
音楽・・やま(笑