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天然本クエのご予約たくさん入ってまいりました。
クエ、くえ、九絵 です。
九絵という漢字を書きます。深海魚で柄がたくさんあるように
見える事から九絵と書くようになったそうです。
もともとは中国で食べられていて日本でも食べられるようになったそうです。
当時の日本は四足は食べない・・つまり牛や豚は食べない
好みとしては 脂のない食生活を営んでいたので
クエなんて・・美味しいと思われなかったそうです。
魚は鯛、ヒラメが高級でマグロもトロは捨ててた時代です。
ですが・・相撲の千秋楽で九州場所で天然本クエの30キロサイズを
相撲取りが食べる事から・・ブームになり クエが食べられるようになったそうです。
関西では和歌山で釣れることから流行りだしました~
それから~何年も月日が過ぎ
やまちゃんが長崎で天然本クエ20キロと出会う~
その当時 関西でもクエの話をしても板前でもあんまり知らなかった
お客様なんて・・まかなのい魚??までも言われた~
長崎で食べた時・・美味しい??という感動はなかった・
当時の私は料理をしてみたい好奇心でクエを買いたいと思ったんです。
なんせ最高級魚ですから~日帰りで何回も長崎までいきました。
お店を休んででも長崎へ日帰りでいきました
そしてクエを送ってもらっては 捌いて調理した
私は16歳の時漁師の手伝いをしてて
前も書きましたが(徳島 鳴門鯛の話)
鯛は4日くらいたって食べた方が美味しいと
魚は新鮮より熟成した方が美味しいと気づいたんです。
それから熟成の毎日です。目につくものすべて熟成してたべました
世の中は新鮮でピクピクして美味しいといわれる時代です。
クエを熟成して食べたい!!がはじめです。
ただ・・高い・・ それでも部位やらなんやら研究しました
そしてお店で売り出すが・・まったく売れない
そもそも 知らないんです・
当時 老人ホームみたいなところに頼まれてお弁当を作っていたんです。
1個500円です。そのおかずに天然本クエ20キロサイズのクエの煮つけを入れてました
ですが クエの煮つけや焼きが入ってると評判がいいんです。
老人にも好まれるなら 売れる!!と思いました
本当にそう思ったんです。
ですがシーズン1000キロ買わないといけません・・とにかく食べて、食べて食べまくり
ました~お客様にも配りました~ けどタダなものはタダなもの
こんな安物食べられへん~と言われる事もたびたび
それでもあるだけ続けました・・・
最初3500円天然本クエ20キロサイズ で売り出しました
もちろん100パーセント赤字 当時は今より仕入れが高かった
それでもやり続けると・・毎日クエを食べにくるお客様も
ちらほら~ 毎日食べるって事は・・いける!!
必ず売れる・・と思いました
そんな日々が1年 お店は倒産しました。私ももう借金まみれになりました
人生で初めて 金融機関の方に莫大なお金を借り
普通で働いても返されない金利になりました
「なんであんな事したんやろ~と悔やみました」
ですが・・テナント募集の張り紙が張られたお店もシャッターに
老人ホームの方からたくさんの手紙 お客様からの手紙がそれそれは
の数 入ってました=切手なかったから来てくれたんや=
俺・・間違ってへんわ~ 乗り越えたる・・しのいだる~
って思い今があります。
そして新たにお店をはじめ20年 シーズン1000キロは
クリアーできるようになりました
そのために天然本クエ半額!!11月末までやっております。