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クリスマスの献立を考えていると
なんとフレンチコースのご予約が入りました~
すごいなぁ~
これでさらに考える・・・
早めに考えないと・・・
とはいえ出張料理を毎月行ってるので
やりたい料理はありますが・・・
なんせ狭い厨房なので
そんな事も考えないと・・・・
道具も今のフレンチはすごいからなぁ~
オーブンもうちは15年使ってる旧型だし・・・・
まぁ~もう手みたいにわかるけど・・・オーブンの気持ち
とにかく盛り付けにはこだわる時間がほしいなぁ~
クリスマスはこのコースオンリーなのでOKだけど
普段はクエやらふぐやら和の会席やらで
絶対無理なので・・・
私なりのテーマの料理を提供したい
以前やったのは
命とか愛とか
ほんとは畑とか面白いんだけど・・・クリスマスに???
これもイベント料理で実はやりました~(笑
料理で畑を表現するのです。
作品としては、かなりよかったので・・・
なんせ毎日畑で野菜作ってる本人の料理ですから~
クリスマスなら・・・恋人、家族、火、煙突、赤、告白、星
雪のテーマで料理を作るんです。
前菜(アミューズ)は・・・・恋人 コンソメのぜりーに赤のパプリカのムースにオマールエビのプレゼ、ウチの畑の冬ホウレンソウ、キャビア、金粉でカクテルグラスに入れ
式皿に卵の白身と黄身の2色の粉で橋を作るみたいな・・・
この一皿で恋人のクリスマスをイメージする
煙突???どう表現する・・・・
黒い料理で・・クリスマスってバットマンが放映されるくらい
黒というか、グレーもあるんじゃないかな~
だから煙突かな???いや・・煙・・・却下??
という感じでテーマで料理を作る
そんなん出張でやってます。
もちろん季節をテーマにしてますが・・・・
すべてスケッチして絵にしてから
それを食材にするというか頭の中で食材は
できてるので実際の盛り付けはスケッチして
料理する感じ~です。若いころ大会に出てた頃から
やってますね~
和食は基本があります。それは本当にくずしようの
ない完璧な盛り付けだと思う・・・
なぜなら食べやすさ、着物が汚れないかまで
考えられてる・・・そして料理は温かい料理は温かい
冷たい料理は冷たい・・だからシンプルで早く提供する事
が盛り付けの命(メイン以外は皿に盛ってあってメインが乗ると
すぐ提供)
伝統は守りたい
フランス料理は
ヒートランプ の下で盛り付けするため
メインを盛ってさらに盛り付けをする
この違いは大きい
そう1皿の料理をデザインする。
日本料理はきっと料理を見ると美味しそう~きれい
フランス料理はきれい~美味しそう~かな
あくまで私の考えです。
私もデザインしたいんです。クリスマスくらい・・・
お楽しみに・・・・
独り言ブログ
10月20日、21日は連休です。
宇陀の工房で1泊してきます。
そして宇陀の曽爾で温泉、ススキ見てのんびり
してきますね~
夜は和食の店予約してます。
私がフランス料理から和食に変わった訳・・・聞いてない???(笑
私は16歳からフレンチシェフ目指し・・・当時独立願望なし
世界のホテルで働けるシェフ目指してました~
聞くとかっこいいけど・・・ただ殴られるか蹴られる毎日でした~
顔から足からすべてボコボコでした=勤務時間20時間
365日勤務でした~
そして全員、私のことがなぜか嫌いでした~
毎日思ってました~「朝起きたら死んどったらいいのに~」
そして「今日も生きてるわ~、明日は死ぬやろ~」「今日は耐えよう」
そんな日々が3年あり私は耐え抜きました~
もちろん労働は過酷ですが料理をするようになり
なんと新人コンテスト1000人で優勝しました~
それから人生が変わりそしていろんなコンテスト、大会で優勝
フランス料理界の鬼才まであだ名がつきました~
そして有頂天な毎日・・・・
そして和食も勉強し始め・・・さらに天狗
フランス料理歴7年目の夏
師匠の友人の和食のお店でお手伝い
さすがにフレンチで頑張ってたので
焼き魚などは・・・親方に天才まで言われました~
またまた「俺、天才」と鼻が伸びる毎日
そんなある日、刺身を引いいてみろ!!と・・・
私は余裕やん・・・練習してるもん・・・
そして引いた刺身を見て、親方はあかん・・・ウチの見習いよりあかんわ~
そして親方はすっと刺身を引き、これとお前の刺身、食べてみぃ~
うっ違う・・・全然親方の方がうまい・・・まったく違う~なんで・・・
「お前は目に映るもんは完璧にこなせる!!」
「1回食べたら、その料理と同じ料理作れるし、すべてマネできるし」
「そして頭で変換できる」「その上、だれよりも真面目や~練習する」
「ただ目に映らんもんはできひんのや~そしてそれが日本料理や~」
その一言ですべてが恥ずかしかった~ほんと自分が情けなかった~
もう一度勉強しなおそ~
今のフランス料理のお店では、食材の目に見えない所まで理解できひん
和食やって、修行してもう一回フランス料理にもどろう~
フランス料理の師匠に話・・・改めて日本料理の世界へ修行しなおしました~
24歳くらいかな???
私は修行って言葉は嫌いです。なぜならお金をいただいて教えていただいてるからです。
だから私はいつもオーナに私を雇う事で必ずお店が潤う事を意識しました~
そしてそれが今16年間お店のオーナとしてやっていける辞典になっております。
そしていつかまたフランス料理にもどって
世界に通用するシェフになりたいと思っております。