インフォメーション
今の時期は接待、顔合わせが多いです。
会席料理は年齢層などに合わせて献立を考えます。
接待のお相手が男性、女性、年齢などお伝え下されば
助かります。特に好き嫌いなども事前にわかれば
嬉しいです。関西以外の地域から来られる方も
多いので関西ならでは・・・みたいな献立も考えます!!
後はすべてお任せ下さい!!
顔合わせはお昼をおすすめしております。
遠方の方も多いし、何よりお店はほぼ貸切ですので
お待ちしております!!
お子様、お年寄りがいて食べに来られない方・・・
割烹やまでは宅配サービスをご用意しております。
ハモ鍋、すっぽん鍋、特製ちゃんこなどお鍋の宅配
でご用意できます。
こちらもお気軽にお問い合わせください!!
独り言ブログ
ヒーロー3最終回
金ぴかの社長に給料を持って行かれ
約束のお昼になっても来ない
現場に行くとざわざわ。
社長飛んだわ~・・・・
僕は何も言わず家に帰った・・・
怒りと絶望が細胞中に走った。
仕方ない
そしてこれからどうするか・・・考えた
なんせ家主lに待ってください!!とは
中2の学生が言える訳がない。
死んでも言えない。お金を作らないと・・・
そうお金をつくらないと・・・悩んでるヒマはない。
とりあえずお店に雇ってもらえるように頼もう
家を出てうどん屋さんに頼もうと・・・
深呼吸して勇気をだして入った
「すいません。僕をアルバイトで雇ってください!!」
意外に意外に
一発で採用だった。
「お兄ちゃん新聞の配達員やろ~」
「いつも親方が言ってた。あの兄ちゃんは
朝も早く、いつも同じ時間に新聞を入れる」
そして店に帰ったらいつも最後まで
一人で掃除してる。」
僕は中学生の僕を雇ってくれる新聞屋さんに感謝
のつもりで毎日配り終わったら一人で店を掃除していた。
「明日から来い!!」
あっさり決まったのでびっくりした。
「世の中誰かが見てるものだ~」
ただ中学生だとは言えなかった。
「その分頑張ろう~」
はじめての飲食店で働く事にワクワクした。
うどん屋さんでの仕事は洗い場、掃除、雑用、出前
だった。どれも楽しかった。
そして時間が来て帰ろうとすると
店のおばちゃんが
ご飯とうどんを持って来て「食べて帰りな~」って
僕は「とんでもない!!」「ダメですそんなん」
おばぁちゃんはびっくりした様子でしたが
笑いながら「飲食店ってまかないがついてるの」
「いいから食べて帰りなよ~」
僕は「あの~お金ないんですが・・・・」
またまたびっくりした様子で
「いいから食べなさい!!」
僕は思わず泣いてしまいました~
「すいません」「すいません」「こんなに親切にしてもらって~」
「必ずこの恩は返しますから~」
それを見た親方が・・・「辰!!」「天ぷらも揚げたれ!!」
「おう坊主毎日腹いっぱい食え~」
「そして腹いっぱい働け!!」
その時僕は生まれて初めて揚げたての天ぷらを食べた
あまりのおいしさに涙が出て止まらなかった~
これがプロの料理かぁ~
そして次の日から心から感謝して働いた。
そして驚く事に
新聞配達先の方々がみんな差し入れを持ってきてくれた
僕はびっくり、恥ずかしかった。
まかないかぁ~飯が食える仕事
この仕事ならもう卵の殻とか食べなくても生きていける
でもヒーローにはなれない・・・・
1年くらいたったそんなある日
「やまちゃん~ウチの子に親子丼作って~」
はいよ!!
いつのまにか料理をさせてもらったりした。
「やまちやん!!」「ウチの子がいつもの親子丼よりめちゃ美味しい」
って・・・「大きな声で言われへんけど親方より美味しいって」
「美味しい~??」「ほんまに???」
その子が次に言った言葉
「いつかお兄ちゃんのようなコックになりたい~」
「お兄ちゃんは何でもできるし、綺麗にやるし
半端とか出さないっておとうちゃんが言ってた」
お兄ちゃんはスーパーマンみたい
「かっこいい~」
僕がスーパーマン??僕がヒーロー
僕が子供の頃言ってた
「おじさんの現場は半端もないし釘も落ちてない
いつもきれい~」
僕は感動で泣きそうだった。けどガマンした
ヒーローは泣いたりしない。
けど涙が出てきた。泣かない。
僕がヒーロー???
僕が・・・この落ちこぼれの僕が・・・・
その子の手を握り「お兄ちゃんは
一流の料理人になる。
必ずなる。どんなに辛い事があっても、耐える」
今日の日の事は忘れないので・・・・
ありがとう~
やはり意外にも人生は平等である。
いつもだれかが見ててくれる
私は死ぬまで料理人で生きよう~
15歳の夏だった。
それから16歳で修業に入る
それからの人生を考えると
こんな出来事へっちゃらである。」
ではでは